善と悪（良い考えと悪い考え）

善と悪　（良い考えと悪い考え）

こんにちは。宇宙和香です。

今日は善と悪についてお話したいと思います。

先日もう多様性を無視した発言をするのは許されないということをお話しましたが、

そもそも論で、人間とは善なのでしょうか。悪なのでしょうか。

みなさん、どちらか分かりますか？

社会を見渡すと、特に日本は性善説で作られているような気がするのです。

まさか、自分の周囲にいる人は悪いことはしないだろうと思っている人が多い気がします。

だから実際に悪さをされると、有り得ないことが起こったと驚くのです。

しかし私の答えは『人間は善でもあるし、悪でもある。』と思っています。

もっとずばりというと、『人間は悪である。』と言っていいと思います。

なぜか。

それは普通に生きていると、心の中に悪い考えが上ってくるのが当たり前だからです。

例えば、有り得ないほどとても太った人を見た時、やたらおどおどしている話し方をする人と話した時、

ズボンのポケットから今にも落ちそうになっている財布をぶら下げて歩いている人を見た時。

敢えて具体的には書きませんが、そんな時心にふっと浮かんでくるものは

人によって大きな違いはないような気がします。

でもそのことについて誰も教えてくれないし、どちらかと言うと人間は清いものだという

考え方を宗教などを通し教えられているので私たちは混乱するのです。

ここで大事なことは悪い考えが浮かんだ時に、それに注意を向けないということです。

そうすれば、何事もなかったようにその悪い考えは過ぎていきます。

しかし、その考えに取りつかれ、何度も何度もそのことについて

考えたりすると、その悪想念がやがて力をもち、そのまま持ち続けると

最終的に犯罪へと進むのです。

ただそれだけ。たったそれだけのことなんです。

安心してください。

単純なことです。

恐ろしいスズメバチが襲ってきたと思ったら、よく見るととても小さな虫だったようなものです。

誰にでも起こることなんです。

自分が何に意識を向けているかに注意し、必要のない考えだと感じたら

もうそれ以上そのことに意識を向けなければよいのです。

逆に良い考えももちろん出てきます。

地下鉄の出口が分からずキョロキョロしている人、電車のつり革につかまって具合が悪そうにしている人、

誤って自転車を将棋倒しに倒してしまった途方に暮れている人を見た時、

そしたら今度はその浮かんできた良い考えのことは注意を止めて、その浮かんだ考えを

実際に行動に移してもいいのです。

要するに人間には善にもなれるし、悪にもなれる自由が与えられているのです。

宇宙には善悪を判断して審判を下すような存在はいません。

どちらも必要なので存在しているし、大切な体験なのです。

だから、『人間は善でもあるし、悪でもある』のです。

私はこのことに気が付いた時に、本当に解放されたような気分になりました。

私は長い間なぜ自分に悪想念が上がってくるのか分からず、

随分悩み苦しみました。

でもそんな単純なことだと分かった時、何だか拍子抜けしたような

気持ちがしたのを覚えています。

悪い考えが浮かんだら、それをふっと流し、

良い考えが浮かんだらそれを大切にはぐぐめば毎日ハッピーになれます。

自分の思考が自分の現実を作り出しています。

どちらを選ぶかはあなた次第です。