理想の上司
先週敬愛していた上司が突然亡くなりました。
10年前から病気をされていたのは知っていたけど、あまりにも突然で。
先週も出社はされていたので、亡くなるなんて本当に夢にも思いませんでした。
訃報を知った時はちょうど朝でその後まるで仕事が手につきませんでした。
心からご冥福をお祈りいたします。

思い返すと彼は本当に理想の上司でした。
まずですが、彼はルックスがカッコイイ!
あと、上司って時には厳しいことを言う必要もあるでしょうけど、彼はあまりそういうことは言いませんでした。
部下を信頼しているというか、基本的にはいつも見守ってくれていました。
また本当に部下のためにいろいろ手を尽くしてくれるんです。
よく働かない上司っていて嫌われますけど、全然真逆です。
実家に戻って働きたいという人に実家の近くに転勤できるよう整えてくれたり。
(正社員ではない人にそこまでしてくれる上司はほぼいません。)
上司なのに、部下が困っていると実務もこなしてくれます。
私たちは仲がよくてよく飲み会があったのですが、それにも時々参加してくれました。
感情はあまり表には出しませんが、時々『〇〇という芸能人と会った』と言って目を細めて嬉しそうにお茶目な話もしてくれます。
彼の部下だったのは20代の頃であの頃の私はホント、世の中を分かっていなさすぎでひどかった。
客先といろいろトラブルに巻き込んだり巻き込まれたりしてました。
でも当時は世の中全体が長時間労働が当たり前のひどい職場で私が激務をこなしているのを知っているせいか失敗を責めるようなことは一回も言われた記憶がありません。
何だろう。結局上司と部下も人間関係で相手に好意を持っているかどうかなんて一瞬で分かるんです。
そういう意味でも人柄が誠実で誰かを嫌うなんてことありませんでした。
人間だから本当はこの人苦手とか嫌いとかはあるはずなんです。
でも彼が誰かを嫌っていたなぁ~なんて思ってもあまり思い出せません。
私はこんな素敵な上司の元で一定の期間でも働くことができたなんて本当に幸せでした。
自分も今後上司へとなっていくことがあったなら、彼を理想の上司としてお手本にしていきたいです。
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